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Written By: Ontrack
Date Published: 2022/09/07 9:37:29
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磁気テープは決して過去の遺物ではありません。テープメディアの利点は明らかです。つまり、容量のコストが低く、ストレージの寿命が長いことです。テープはかなり前から存在しています。実際、それはパンチカードに次ぐ2番目のストレージメディアでした。この種のデータストレージの寿命がこれほど長いとは、60年近く前には誰も想像できませんでした。ただし、テープは、長期アーカイブデータの復元を検討している企業にとって課題となる場合があります。
たとえば、エネルギー産業や航空機メーカーなど一部の業界では、機密データや業務上不可欠なデータの保存期間が非常に長くなっているためです。設計図やデータシートなどの、原子力発電所または石炭火力発電所の安全情報は、数十年にわたって保持する必要があります。航空機メーカーの場合、製品開発は10年以上続く可能性があり、またプロジェクトは再開する可能性があります。将来の参考資料として開発情報を保存することは不可欠です。
テープに10年以上保存されているデータを取得するのは難しくなる場合があります。多くの場合、アーカイブのバックアップと必要なハードウェアは、管理者と財務部門の目には追加の費用と見なされます。その結果、年月を重ねるにつれて、古い磁気テープドライブと適切なバックアップソリューションの両方がなくなります。責任者は、テープが再度必要になることはないと想定します。 にもかかわらず、テープに保存してある情報が必要になる日が来ます。では、どうすればよいでしょうか?
次のシナリオを考えてみましょう。航空機メーカーは、古いアーカイブテープに特殊な航空機の設計データをまだ保持しており、新しい航空機で設計特徴の1つを使用したいと考えています。内部調査を行った後、データはもはやそこにないことが明らかになりました。 この場合、テープからのデータは、オントラックなどのデータ復元の専門家が復元する必要があります。
別のシナリオでは、会社はまだ古い機器とレガシーバックアップソフトウェアソリューションを保持していますが、古いデータの読み取りにはかなりの時間がかかり、テープドライブが適切に維持されていないため危険でもあります。読み取り中にテープが破れたり、永久に損傷したりする可能性があるため、これはテープに潜在的な脅威をもたらします。さらに、古いバックアップソフトウェアは、対応する古いドライバを備えた古いオペレーティングシステムで実行されます。このため、読み出しの準備だけでも、担当するIT管理者にとって十分に大きな課題です。この場合、会社は重要なレガシーデータを現在のバックアップソフトウェアと新しいテープの両方に移す必要があります。
磁気テープが最大で30年間問題なくデータを保存できるのは事実です。ただし、データへのアクセスは困難になります。
このため、データを数十年間保存する必要がある企業は、少なくとも10年ごとにデータをバックアップソリューションの最新のソフトウェアバージョンに移行するとともに、使用されているテープ形式がまだ比較的新しく、サポートされているかどうかを確認する必要があります。磁気テープは、まだ機能していて読み取り可能であるかどうかを判断するために、毎年チェックする必要があります。IBMなどの有名なメーカーの多くのテープ形式は、バックアップソリューションではサポートされなくなりました。LTO形式はほとんどすべての分野で普及しており、現在ではほとんどすべてのテープバックアップおよびハードウェアベンダーによってサポートされています。現在のLTO規格のテープドライブとバックアップソリューションが遡及してサポートされるのは 2世代前までであるため、今後数十年の計画では常にこのことを考慮する必要があり、これらのテープまたはバックアップソリューションも移行または更新する必要があります。
通常、テープにデータをアーカイブするときは、現在のソフトウェアソリューションまたは最新のテープ形式にアップグレードする必要がある場合に備えて、事前に計画を立てて、後でレガシーバックアップデータに簡単にアクセスできるようにする必要があります。オントラックは、テープコンテンツを新しいテープ形式に移行するためのサービスの他、レガシーバックアップデータを新しいソフトウェア形式に移行するためのサービスを提供しています。当社の専門家は、古いテープを読み取るための適切な機器だけでなく、データを新しいバックアップ形式に変換するために必要なノウハウとカスタムソフトウェアツールも備えています。テープのマイグレーションの詳細については、オントラックの ウェブサイトでご確認いただけます。
(原文:英語)
(翻訳: Lionbridge Technologies Inc)
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