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Written By: Ontrack
Date Published: 2023/11/03 7:22:32
RAID 10には少なくとも4台のドライブが必要で、ある RAID 0アレイから別のRAID 0アレイへのRAID 1ミラーを作成します。この構成は、読み取りおよび書き込み速度を犠牲にすることなく、ユーザーの冗長性またはフォールトトレランス(耐障害性)を提供します。このRAID構成の欠点はコストです。2倍のディスクが必要になるからです。
RAID 10の仕組みと様々な利点について理解を深めるために、以下をお読みください。また、サーバーで広く使われている構成であるRAID 5と比較します。
RAID 10は、少なくとも4台のドライブを必要とし、RAID 1とRAID 0を組み合わせたものです。RAID 1は、2台のハードディスクドライブのセットで、そのうちの1台は保存データを保護するためにミラーリングされています。このクローンシステムは、高い耐障害性を持つため、機密データの保存に適しています。RAID 0は、複数のハードディスクに保存された情報をデータを織り交ぜて分散させるシステムで、それによりアクセス時間は高速化されます。下の例では、ディスク1とディスク3がRAID1構成またはミラーになっています。ディスク2とディスク4もRAID1構成になっています。そして、データは2つのミラーセットにまたがってストライピングされ、RAID 0構成となります。RAID 1の保護とRAID 0のスピードが両立します。
RAID01と呼ばれる逆パターンもありまして、RAID01は、RAID10と基本的に構成は同じで、ストライプセット(RAID0)を別のストライプセット(RAID0)にミラーリングして、RAID1構成にしたものです。
フェイルオーバーがうまくいかない場合、または両方のドライブが故障した場合には、オントラックがサポートします。当社の高度なクリーンルーム技術を駆使して、ドライブのイメージ抽出を試みます。
各ミラーセットからドライブの1つがエラーなしでイメージ抽出された場合、オントラックチームはそのデータを使って論理ボリュームを再構築し、データを復旧します。下の画像では、ドライブ2が故障したため、オントラックはドライブ1とドライブ4を使用してファイルシステムを再構築し、データを回復できました。
異なるRAID 1アレイから2台のドライブが故障した場合、オントラックはそのミラーを使用してRAID 10アレイを仮想的に再構築し、ボリュームを復旧できます。下の画像では、ドライブ2と3が故障しています。この場合、オントラックは、ドライブ1と4を使用してアレイを再構築します。アレイが構築されると、ファイルシステムが構築され、データを抽出することができます。
4台すべてのドライブが故障しても、復旧は可能です。下の画像は、4台のドライブが故障した場合の例です。この場合、オントラックは4台すべてのドライブの一部を使用して、アレイを仮想的に再構築し、データを復旧します。
注意:RAID 10はドライブの故障から保護するだけで、バックアップのようにマルウェア、削除、破損から保護するものではありません。 RAID 10は、RAID 5やRAID 6アレイと比較して、ドライブの数を2倍にする必要があるため、GBあたりのコストが著しく高くなります。
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